NOP DAYS

1999/2/2

先日、スキーに行って参りました。
私は、スキーが大嫌いなのですが、夫がスキー好きなので、克服しようと思い立ちました。
2泊3日の旅行で、場所は斑尾に行きました。
以前1度経験しましたが、とてつもなく恐くて「何でこんな事せなあかんねん」とどうにも苦手というより、恐怖のスポーツになりました。
今回もやはり、恐怖感は、変わらずで、恐くて恐くてたまりませんでした。
それでも熱心に教えてくれる夫と姉の甲斐あって、少し楽しくなってきたところ、2日目にじゃぁ別の初心者コースに行こうと誘われ行った所、只でさえ下手くそなのに、物凄く急な勾配の坂で、 スピードを抑えられない上に方向転換も出来ずで、こける事で方向転換するしかありませんでした。
何を言われても、急な坂が恐くて、もう本当に嫌で嫌でたまりませんでした。
1日目に続き2日目も更に大泣きし、もう気力も無く座り込んでる私に、次のスタートへの心の準備もする間も容赦無く追い込む鬼コーチの姉に対し、のんきなコーチの夫がひょいとやって来て「スキー板はずして降りて行き」と言いました。
「へ?」と思い、「それは恥ずかしい」と思い、恐いものの、なんとかやる気が出て来て、すごいへっぴり腰で歩くよりも遅いボーゲンで2時間かかって降りました。
そして3日目、早く今日が過ぎて欲しいと願う私に「実は、昨日のコースは、勘違いしていて、中級コースやってん、上に行ってから気が付いて、NOPには黙っておこうって」と姉。
で、もう初級中の初級コースで地道に自分の納得行くまでやろうと思い、根気の良い2人のコーチの「別のコースに行ってみないか?」という好意を踏みにじり、高校生の団体旅行生にまじり、へっぴり腰で滑りつづけました。
そのうち、へっぴり腰も治り、すごく楽しくなって、「これで最後にしようか」と言われた時には、「え~!!!!もう帰るの~~~~??」と思いました。
帰りのバスの中で、目を閉じるとスキーを滑っている絵が浮かんでくる程でしたが、何故かそこには、大きな穴ぼこがあったり、脇のがけに落ちそうになったりの映像で、恐怖はまだ残っているようでした。
また行きたいと思えたので、見事克服したと・・・・・・。