午前中に、婆の家を発つ。別れしなに、お供のBun太郎さんとポン太婆さんも別れを告げに行くと、「あんたらも行ってしまうんか～」と婆は泣く。「置いていって～」という。えええええええええええええええええ！「いややぁ！お婆ちゃんには、う～ちゃんとか他の縫ぐるみが居るやんかぁ！」
婆｢へ？そうか？何とまぁこの子（ポン太）はかいらしなぁ。せめてこの子だけでも～」
私「じゃぁ、置いて行ってもいいけど絶対返してよ」
婆「え？いややぁ。エエやんかぁ。へ？婆さんって？この子昔は男の子やったやろ」
私「そう、年とってお婆さんになってん」
Mおば「うへっ物凄い性転換の仕方やなぁ！」婆は父が死んだ事は思い出せないが、ポン太婆さんが、男の子だった事は覚えていた。

　高校生の時に、阪急石橋駅前で３００円でうさぎのめっちゃかわいい縫ぐるみを買ったのをいつの間にか婆ちゃんに取られてしまった事があったけど、今も大事にしてくれてるので、ポン太婆さんも大事にしてくれるだろうから、まぁいいかなと思ったのと、私が自分のお小遣いで初めて買ったのがポン太婆さんだから、子供の私の気持ちのポン太とお婆が今の私の代わりに一緒に居てもらえるのはいいかもしれないと思った。すると、Mおばちゃんが、返してくれるように上手い事言ってくれたので、無事、私の手に戻ったのであった。危うくポン太婆さんだけ生贄になる所だったが、婆さんだから、老人ホームに行っても丁度いいかもとか・・・・・・。

　名残惜しく、東京へ戻った。

　大泉学園へ。ボイトレ。２５分遅刻・・・。

　保谷まで歩いていき、T・Yさんと会い、ごはん。

　そして、サミーの元へやっと帰ったのは、もう明日になっていた。

　朝から、姉と京橋まで車で婆の買物へ。

　「うわ私なんで今、大阪に居るんやろ？」と何度も思う。変な感覚。
　
　帰宅したらMおばちゃんも来ていて、婆家は女の館になっていた。ワイワイと楽しく過ごした。

　あいにく台所の流しの下のパイプが壊れていたので、台所を使うのがとても不便。そんなもん１つでこんなにも大変なのかとしみじみ。

　Mおばちゃんは介護を勉強したので、何をやるのも上手い。驚いたのは、何の躊躇いもなく婆の尻を洗ってあげていた事だ。「そんなんも習うん？モデルが居てやるん？」と聞くと「そんなんは無いわよ！」と言われた。自分はそんな事できるかな。考えた。

　何をしていたのかあまり記憶にないが、読書をしたり、珍しく掃除機をかけたり・・・。

　夕方、いつもの様に１人レッスンしていると、電話機から妙な声が・・・。「あ！婆ちゃんじゃないか！」。ホームから家に戻ってきてて、私に電話をくれたのだった。そういや、母が言うてたなぁ、今日だったのかぁ。と思い、婆ちゃんが「会いたい」と泣くのである。私だって近くに住んでるなら、しょっちゅう行きたいし、会いたいよおおと言って、電話を切り、残りのレッスンをやってると、そういや、今晩はサミーは徹夜で中国語講座やしなぁ。夜中に家で１人居てて行きたいと思うやろなぁとか、婆も若くないしなあとか、死んでしまった爺や父に会いたくて仕方無いけどもう会えないし、あの時もっと会いに行けば良かったって同じ後悔したくないしなぁと考えまくり、レッスンが終わって、サミーの所へ、「今から大阪へ行ってもええ？」と聞いて「ええよBun太郎さんを連れていきなさい」と言われ、着の身着のままで出かけた。

　最終の新幹線に乗って、出かけた。こんな衝動的な行動をするのは、凄く珍しいのである。

　新大阪まで姉に車で迎えにきてもらい、大阪の婆ちゃんの家についたのは、もう０時を廻っていた。婆も母も起きて待っていてくれて、ワイワイと楽しいひととき。

　午後起床。目覚めたら、サミーは居なかった。もう仕事に出かけていた。最近、P君の会社に良くお世話になってる。P君ありがとう。

　あ～今日も何かチョコチョコと忙しかったな。
　最近連日、「神との対話」という本の話を聞く。母からもう凄く前から借りてたけど、読む気がしないでホッタラカシにしていた。それで今回の引越しの為に整理した際、「あぁこの本、もう長く借りてるから読まないで返そうかしら」なんて思いながら、見える所に置いていた。そしたら、連日その本の話を人からされるので、「これは読めということか？」と母に話してると、母に「読め読め読め」攻撃をされた。
　私は、本が大の苦手。子供の頃、父に、何かというと、「本を読め」と言われ、その時は読む気になって、「さぁ読むぞ」って思うけど、まだ読み終わってないのに、又父が本を買ってくれるという。その繰り返し。すると、読んでない本ばっかりになってしまう。自分で自分にプレッシャーかけてしまって、私は本を最後まで読めない女になってしまった。だから、人から本を薦められると、もううわ～ってなってしまう。
　でも、一昨年、大好きなタレントが、「永遠の仔」がいいって言ってたから、自分の壁をぶち破ろうと思って、頑張ってみたら、完読できた。うぉ～。やればできるじゃん。もしかして、初めてだったかもしれない。それから、次が今となった。あれが出来たから、今度もきっと大丈夫かもと思い、読み出した。したらば、面白いではないか。その作者と同じような人を私も知ってるので、尚解りやすかった。
　そんな訳で、読書（凄いなぁ）。５０頁・・・。

　マリと電話。

　最近毎日曲書いてるが、今日はエエのが出来た。嬉しい。

　午後起床。
　尻を叩く電話、V社のT・Yさんより。
　サミーを送り出す。
　今日は忙しいので、ちゃっちゃっとやる事やってたら、母から電話。プチ長電話部。
　尻叩き2連発、勢いついて、ドキドキしながら、H社のH社長に電話。
　急いで、銀行やら郵便局巡り。
　用事も全部済ませ、夜サミーと映画行けたら行こうとの約束、小ぎれいに準備万端。

　がしかし、サミーは、仕事が長引き今日も駄目。しょぼん。
　帰るコールまで長い事長い事長い事。掛かってきたら途端に笑みが綻ぶ。自分でも可笑しい位。
　結婚してもう7年目に突入してるけど、居ないと寂しいのなんのって。居たからって別々の部屋で過ごしてるのだけど。

　そういや、今日、スーパーの豆腐売場の前で金髪のカッコイイ兄ちゃんが、「超サミー」って言ってたな。ぷぷぷ。
　ほんで、お会計で「９９９」って出たんだな。だから何？！by保山宗明玉氏

　昨日の眼精疲労から来る頭痛が治らない。寝たらマシになるだろうと思い、昼過ぎまで寝た。でも、何しても治らない。
　サミーに泣きついて、マッサージしてもらう。
　ふぅ。治ってしまった。サミーマジック。さんくす。

　久々に、CD「パンダマン」の流通をお願いしてるVIVID SOUNDさんに電話してみた。
　インターネット通販してくださってる方がいらっしゃるようなのですが、どうですか？と聞くと。
　随分在庫があったのに、もう後数枚しか無いとの事！ヤッホー。嬉しい。こんな嬉しい事は無い。タワレコ渋谷も又注文して下さったとの事。
　ヤッホーヤッホー嬉しいよう。
　まだまだウチには一杯在庫あるけどね。
　まだ聞いた事無いアナタは、是非一家に3枚、聞く用と鑑賞用と保存用。お願いしますだ。

　深夜、V社のT・Yさんと超長電話部。T・Yさん今すっごく頑張ってるんだけど、頑張ってるのをみてると自分もがんばらなきゃと思う。疲労困憊を労う予定が、逆に元気にしてもらった。

　何かを取り戻すかのように、9時から15時まで、とにかく家検索。はりきりすぎて、目が疲れて、いよいよ又もや頭痛。

　いつでも引越しできるようにしときなさいとの世帯主サミーからの指示で少し整理。
　私は、整理整頓が超苦手。やり方を知らない。
　掃除の出来ない女は脳に障害があるとTVで観たが、確かにそうかも知れないと思いつつ、やり方さえ解れば私だって出来るはずだ！と思うようにしてる。エライぞ自分。
　サミーにどこをどうすれば良いのかを指示してもらう。甘えるなとか早く自立しろとか散々言われたが、サミーは心の広い男前、そう言いながらも子供に言うように優しく教えてくれた。自分のものだけど、捨ててもいいかいちいち聞いたり。気持ちも物も捨てられないんだよね。ここまで自分が整理整頓の出来ない人間かというのを結婚するまでは解らなかったな。でもこれからは、出来るようになってみせるさ！！！ふんっ！がんばるのだ。ってアンタ結婚して何年立つんだよ。

　ががが～～～ん。朝から不幸な知らせ。ユーザサハウスに他の人が住む事になった。立ち直れない程ショックで、もう何もかも嫌になるほど嫌になってしまった。サミーに少し八つアタリしちまった。ごめんよサミー。

　S・Kさんに電話。少し気を取り直した。

　物凄く落ち込んだし一杯反省したり。サミーにも説教されたり。
　
　夜、うちに内見しにくるというし、少し片付け。

　そして午後、くまざさ号に乗って、Bun太郎とポン太婆さんをお供にボイトレへ出発。
　石神井台へ。
　りひろ先生にも泣きつくの巻。元気になって、急いで帰路へ。

　夜、うちを買いたいという内見に来た人は、なんと、同じ階段会の奥さんだった。びっくらこいただ。俺達は大家さんの都合で出て行かなきゃイケないのになぁと弱気になってるから悪い方に考えちゃったけど、ま、これも人生の流れだとして受けとめなきゃと即反省。　

　サミーの部屋に行くと、サミーがソロCDを作ろうとしている音源が大分出来てきていて、初めてちゃんと聞かせて貰った（盗み聞き）ら、なんと、カッコいいでは無いか！流石、サミー。惚れ直したぜ。

　昼食に、サミーと近所にオープンしたラーメン屋へ行った。辺鄙な所なのに、流行ってた。強力な風水をやってそうと思った。

　ゾンビのような1日。
　頭痛も治ってきたし、今日こそ頑張るぞとレッスンしようとしたら、貧血気味で、息するのさえ辛くなってきて、リタイア。

　頭痛に吐気で一日中寝るの巻。
　サミーにマッサージしてもらって随分楽になった。

　あぁ、今日はしんどい1日だった。生理前になると、私は必ずしんどくなる。まさにその日。家におれて良かった。

　その上、うんちをちびってしまった。私ってなんて素敵なのかしら。

　竹馬の友のOiちゃんと電話。
　N「モダチョキの共通項ってニューウェーブっやってんて」
　O「わははははっは。何やお前知らんかったんか？」
　N「え？又私だけ知らんかったん？」
　O「べ～やん昔からそうやんけ。でも、お前無理して勉強なんか絶対すんな。そこがエエとこやから。」
　なんか嬉しかった。暖かかった。友達って素敵。

　ほんで、サミーが夜バンド練習なので、早い晩飯で送りだし、嫁はしんどい事をエエ事にぐーすか寝るの巻。
　
　夜大分元気になってきたし、V社のT・Yさんと長電話部。

　V社T・Yさんが、心配して電話してきてくれた。嬉しかった。
　昼食後、母からも電話。久々に母と超長電話。
　「家を変わる時は、雨の日と晴れの日と両方見に行った方がいいわよ」と親戚のおっちゃんに教わったというので、今晩雨降るし見に行こうと決意。

　くまざさ号で、パンダのBun太郎とコアラ太郎とコアコとポン太婆さんと、ワヲキツネザルのポリスとサミーとで、夜、おにぎりをこさえて出発。

　お目当ての家を探しに、ぐるぐるぐるぐる。不信なくまざさ号である。
　30分位たって、「あ！あれかも！」サ「え～あんな立派なんとちゃうで」私「え～あれやといいなぁ」。
　ぐるぐるする事、3週。
　わざとらしく、車から降り、じろじろ見る。
　最後に、隣のコンビニのレシートで住所を確認。絶対ここや！！！！

　そう、その建物は、「緑色」だったのである！！！
　すすすすす凄過ぎ。
　ちなみにくまざさ号も緑色。
　私達に住んでくれと言わんばかりの緑色だ！
　
　ユーカリハウスにするか、くまざさハウスにするか、きゅうりハウスにするか、喧嘩になっては困るので（珍ブラが）、間をとって、
　「ユーざさハウス」と名付けた。

　今はまだ、私達の他に、申し込んでる人がいるけど、絶対あそこに住むぞ！住みたい！！！！

　朝、不動産屋からあんまりな留守電が入っていた。サミーを起して、話し合う事1時間。

　風呂にも入れず化粧も出来ず、出発。
　
　本郷三丁目。25分も遅刻。V社のT・Yさんとランチ。

　E・Tさんと3人で創立300年の金魚屋さんの喫茶店へ。
　V社のT・Yさんが、今度、自費出版で本を作るので、本の作り方を教わったのであった。

　そして、E・Tさんと別れた後、又T・Yさんと2人でお茶。サミーにおみやを買ってもらいホクホク。

　心配事が心にずっとあって、気が気じゃ無い1日でもあった。
　帰宅してからも、邪念がぐるぐるして、今考えなきゃいけない事を邪魔して、気持ちの切り替えが中々出来ないでいた。
　吉森マコトさんから、面白いメールが届き、ほっこりした。友達って素敵。
　そしてサミーと色んな話をゆっくりした。
　それでも邪念の方は、中々捨てられないので、寝る前に、声に出して自分で自分に問い掛けて話してる内に、気持ちの切り替えが出来てスッキリしてきた。そしたら間髪入れず、サミーがふわふわのコアラマンを連れてやってきた。毛づくろいしてもらったので、ふわふわなのである。「おいらふわふわだよ」と。気持ちを切り替えるとふわふわコアラマンがやってきた！
　普段、サミーは私に構わない人なので、そんな些細な事が、私には、幸せなのだ。