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父の牛号に乗って姉の運転で、母と3人で三重県の長島温泉へ。
道の駅の朝市に寄り、午前中にホテルオリーブに着いた。
横にある遊園地へ。フリーパスだから一杯乗ろうという事になり、まずは観覧車。(我家ではこれが定番コース)そしてここの遊園地の3番目位の目玉のホワイトサイクロンに乗った。若い人達ばかりで、私達親子は少し異様な感じ。並んでる途中に写真コーナーが見えるのだけど、老夫婦が手すりにしがみ付いて下向いて写って居た。
30分位並んでやっと自分達の番がまわってきた。二人席の為、3人だから2人と1人に別れる。「私は絶対一人は嫌や!」と主張したが、じゃんけんで一番に負けてしまった。でも還暦を遠に過ぎた母が一人で座ることに・・・。
ちなみにホワイトサイクロンとは、木製の為、音と揺れが恐いという事で、やたら高いとこにあるのも特徴のジェットコースターです。
はじめの頂上に登るまでに、姉は「恐い」を連呼。彼女は1度これに乗った事があります。母は平気な様子。私は次から起こる恐怖を考えないようにしていました。頂上には、米国と日本の旗が飾ってありました。落ち始めると目をつぶり足を踏ん張るが、ふんばっても踏ん張っても、踏ん張れないのです。海がすぐ側なので、恐怖も倍増。これでもかこれでもかという程に何度も落ちていきます。米国の旗のせいか、911でのビルから落ちていった人たちはこんな感覚のもっともっと何倍にも恐ろしいものだったのかとふと思うと又恐怖が。そして只々、時間が過ぎるのをじっと待って居ました。
腰が抜けたような状態で終了。写真コーナーに寄ると、自分達だけ下を向いてました。他の人は皆万歳したり、ピースしたりしてます。格好悪いたらありゃしない。その写真を見ると恐怖がよみがえるので、もう見たくないのに、姉は、モニターに映ってるその写真をかぶりつきで見て、大笑いしています。買われてしまいました。それもそのはず姉は前の人の万歳の手で自分の情けない姿は映っていないんだもの。おかしいやら恐いやらで涙が出てしまいました。
「もう一生乗らんとこう」と口々に。
そんな事言うて、姉は恐怖を知って居るのに何で乗ったん?聞くと「忘れてた」と愉快な姉ちゃん。そんなものなのか。
少し気持ちを整えつつ、又色々乗りまくりました。
夕方、アウトレットモールに行って、ブラブラと買い物。(買ってないけど)
夜は、俺達親子が大好きなバイキング。凄く良いバイキングだったよ。
温泉も露天風呂も物凄く良かった。
いやぁ、遊びまくった!食いまくった!楽しかった!と床につき、目をつぶるとあのホワイトサイクロンの恐怖が甦ってきた。あの老夫婦も悪夢にうなされているに違いない。 | |